【北京共同】ドイツのメルツ首相は25日、中国を訪問し、習近平国家主席と北京で会談した。中国外務省が発表した。メルツ氏は昨年5月の首相就任以来、初の訪中。中国は欧州の首脳らを次々と招き、米欧の同盟関係にくさびを打つ狙いがある。トランプ米政権と関係が冷え込むドイツは中国と経済関係の強化を図る。
習氏は会談で米国第一主義を掲げるトランプ政権を念頭に、中独両国が率先して自由貿易や多国間主義を守るべきだと主張。サプライチェーン(供給網)の安定維持を呼びかけた。両首脳はウクライナ情勢についても意見交換した。習氏は「対話と交渉による解決策の模索を堅持することが重要だ」と指摘。持続可能な平和の枠組みを構築すべきだとした。
ドイツ政府によると、メルツ氏は「政権交代や(新型コロナウイルスの)パンデミック(世界的大流行)で中断していた独中政府間の協議を再開すべきだ」と強調。貿易分野など現在の課題に目を向け、オープンな姿勢で協力したいと語った。
メルツ氏は習氏との会談に先立ち李強首相とも会談した。





