共働き世帯の「小1の壁」対策で、群馬県高崎市が4月から58ある全ての市立小学校で開門時間を午前7時に繰り上げる方針を巡り、教員側から懸念や反発の声が上がっている。市は校務員が開門作業するため教員の負担は増えないとするが、教員側は「子どもの安全の軽視だ。長時間労働を助長する恐れもある」と見直しを求める。
通常は午前7時40分ごろの開門だが、出勤が早い保護者が自宅に低学年の子どもを残す不安から校門前で待機させる例があるとして、市が昨年7月に繰り上げを発表した。市によると、各校への聞き取りでは今年2月末で児童約130人が利用を希望しているという。
校務員が出勤時間を早めて対応し、校舎も開ける。児童の過ごし方や場所は各学校の運用に任せる。市は校務員への時間外手当として、2026年度当初予算案に約1900万円を計上した。
県内の公立小中の教員らでつくる全群馬教職員組合は「トラブルが起きれば教員が対応せざるを得ない」として、昨年8月〜今年2月、方針撤回を求め要求書や全国の教職員組合など163団体の署名を提出した。







