ネットフリックスのロゴ=米カリフォルニア州(ロイター=共同)

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で大会2連覇に挑む日本代表の戦いが6日、東京ドームでの台湾戦で幕を開けた。過去の5大会と違い、今回は地上波放送で一切、日本戦は見られない。米動画配信大手ネットフリックスが国内の独占放送権を獲得しており、試合の視聴はネット配信に限られた。

 大谷翔平らの活躍で日本が頂点に立った2023年大会の熱狂もあり、今回の放送権料が高騰。前回大会の約5倍、150億円(推定)にまで跳ね上がったとされ、国内テレビ局では太刀打ちできなかった。

 日本野球機構(NPB)内では全国各地に中継を届けるには地上波放送が必要だと考え、米大リーグ機構にも働きかけたが決定権を持つ主催者側の判断を覆せなかった。

 スポーツ界も視聴スタイルの転換期を迎え、潮流に逆らえなかった。交流サイト(SNS)上では「時代の流れとはいえ悲しすぎる」などのコメントも。「この大会がきっかけで、野球をやりたくなる子どもは多いはず」など野球振興への影響を懸念する声もあった。