旧ジャニーズ事務所のタレントを引き継いだ「STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテイメント)」に所属するアイドルのコンサートを主催するイベント会社が、公演チケットを不正に転売して利益を得たとして、東京都の「転売ヤー」の男性に約2300万円の損害賠償を求め、12日までに東京地裁に提訴した。2日付。

 提訴したのは「ヤング・コミュニケーション」(東京)。転売に利用されたサイトの運営会社にも男性と購入者双方から受け取った手数料の返還を求める訴訟を同時に起こした。ヤング社とともに不正転売防止に取り組むスタート社は「転売を行う人物や、仲介サイトへの訴訟は初めて」としている。

 訴状によると、男性は2023年5月以降、アイドルグループ「Snow Man」のコンサートチケットなどをサイトで転売。また、チケットを入場ゲートで読み込ませて初めて座席の場所が分かるというシステムを悪用し、会場内で購入者らからチケットを回収して、ステージに近い席をあらためて高額で購入者らに販売することもあったという。