日米首脳会談を終え、記者団の取材に応じる高市首相=19日、ワシントン

 日本政府関係者は21日、事実上封鎖されているホルムズ海峡の日本関係船舶通過に向け、イランのアラグチ外相が日イランで協議に入ったと発言したことに「封鎖の解除はイラン側と直接交渉するのが最も効果的だ」と述べる一方、外務省関係者は発言の真意を慎重に見極めるべきだとの認識を示した。

 ホルムズ海峡を巡っては、イランとの協議を経てパキスタン、インド、トルコなどの船舶が通過したとされる。政府関係者は、イランとの直接交渉の必要性を指摘しながらも、米国を刺激しないよう最大限配慮する必要があるとした。外務省関係者は「日本関係船舶だけが通過できても、エネルギー価格の高騰は収まらない」と言及した。

 茂木敏充外相はアラグチ氏との17日の電話会談で、全船舶の安全を確保するよう要求している。