大谷2世不出場の関東王者撃破の鍵は〝復活左腕・谷之口翔琉の快投〟と〝機動力合戦〟―。第98回選抜高校野球大会で、初戦突破を果たした大垣日大(2年連続7度目出場)は、大会第8日の26日、第1試合(午前9時開始)の2回戦で山梨学院と対戦する。先発は1回戦でエース竹岡大貴が188球の熱投をしたため、左腕ダブルエースの谷之口が予想される。谷之口は昨春の選抜で背番号1を背負いながら直前のけがで、1球も投げられなかった。加えて、竹岡が先にブレークしただけに心に期するものは大きく、竹岡を上回る進化を聖地で証明したい。対する山梨学院は今大会最大の注目選手の二刀流・菰田陽生が1回戦での骨折で、出場できない見込みで、さらに昨夏からのエース核・檜垣瑠輝斗も不調で、いわば飛車角抜きのV候補となる。1回戦の劇的勝利で勢いに乗る大垣日大にとって、16年ぶりベスト8へ大きな勝機が見えてきた。(岐阜新聞デジタル独自記事です) 

1年越しの念願のマウンドで、進化を証明してのブレークが期待される谷之口翔琉(17日の練習試合最終戦奈良大付戦)=さとやくスタジアム

◆「うちと似たカラーの野球」と大垣日大・高橋監督 機動力合戦を制せよ

 山梨学院は昨夏ベスト4、国民スポーツ大会では、同じく夏ベスト4の県岐阜商を準決勝で破って頂点に立ち、昨秋の関東大会も圧倒的な強さで制したまぎれもないV候補。

 だが、22日の1回戦で悲運が襲った。昨年からチームの支柱である今秋ドラフトの目玉菰田が、五回の一塁守備で相手打者走者と交錯し、左手首を負傷。翌日、日本高野連から「骨折」が発表され、24日には出場絶望的が伝えられた。

 菰田に関して山梨学院の吉田洸二監督は1回戦後の囲み取材で「うちは菰田が出られるか出られないかで戦い方が大きく変わる」と話すほど大きな存在。1回戦の長崎日大戦でも初回に相手投手の生命線であるカーブを見事にスタンドにたたきこみ、吉田監督も「一振りで試合を決めるとは、まさにこのこと」と絶賛。投手としても「状態がよくなってきたので、ぜひ見てもらいたかった」と話していた。

 記者の「大垣日大の印象は」の質問にも...