福島県いわき市で市民団体らが独自に「開花宣言」した旧小名浜測候所の旧標本木の桜=27日午後

 福島県いわき市の旧小名浜測候所で27日、桜(ソメイヨシノ)が咲き、地元の市民団体が独自に「開花宣言」した。東北の各気象台はまだ開花宣言をしておらず、一足早く桜前線の東北到達を告げた。

 かつて標本木だった3本で、基準となる5輪以上が咲いているのを確認した。平年より8日、昨年より1日早い。2008年に無人化されたため、09年以降は市民団体と測候所職員OBらが独自に観測を続けている。

 開花宣言した小名浜まちづくり市民会議の山内朋之さん(50)は「東北で最初に咲くことがアイデンティティーになっており、無事開花してくれてほっとしている」と話した。