―剣道文化の魅力発信へ ―

2026年4月1日
公益財団法人全日本剣道連盟

 公益財団法人 全日本剣道連盟(会長:真砂威、東京都千代田区)は、2026年4月1日付で、漫画家の 村上もとか氏を、同連盟として初めてとなる公式アンバサダーに委嘱いたしました。

 

村上もとか氏

 

 村上氏は、剣道漫画の金字塔として広く知られる『六三四の剣』の作者であり、『JIN-仁-』など数々のヒット作でも知られる漫画家です。 その作品を通じて幅広い読者層に影響を与え、剣道の魅力を社会に伝えてきました。

 

 全日本剣道連盟では現在、剣道の価値や魅力をより広く社会へ発信し、次世代へと文化をつないでいくための様々な取り組みを進めています。

 

 今回、長年にわたり作品を通じて剣道の精神や魅力を描いてきた村上氏にアンバサダーとして参画いただくことで、剣道文化の魅力発信をさらに推進してまいります。

 

アンバサダー就任の背景

 

 1980年代に連載された『六三四の剣』は、少年剣士の成長を描いた作品として広く読まれ、剣道に関心を持つきっかけとなった作品として知られています。

 

 作品に憧れて竹刀を握った世代が現在の剣道界を支えているとも言われ、剣道文化の普及に大きな影響を与えてきました。

 

 全日本剣道連盟では、剣道が持つ教育的価値や文化的魅力を社会へ広く伝え、次世代へと受け継いでいく取り組みを進めています。

 今回のアンバサダー就任は、その一環として剣道文化の発信力を高めることを目的としています。

 

 

アンバサダーとしての活動(例)

 

 村上氏には今後、全日本剣道連盟の公式アンバサダーとして

・剣道文化の魅力発信

・次世代への剣道普及に関する取り組みへの協力

・国内外への剣道文化の発信

などを通じて、剣道の魅力を広く伝えていただく予定です。

 

 また、2027年5月に東京で開催予定の「第20回世界剣道選手権大会」も、剣道文化発信の大きな契機の一つと位置付けています。

 

 

村上もとか氏コメント

 

「アンバサダー就任によせて」

 

 『六三四の剣』は、私が子供の頃に父に聞かされた剣道話から生み出された漫画です。

 父は明治時代の最後に茨城県鹿嶋に生まれ、5歳から地元の剣道場に血判を押して入門し、その後大学まで剣道を続けました。

 その体験談は、現代の剣道に比べて大変荒々しく、しかしながら武道精神に貫かれた魅力的で奥深い世界として、私には感じられました。

 あこがれは持っていながら、私自身にはほとんど剣道の経験はありません。

 『六三四の剣』はスポーツ剣道というより、昔の剣豪物語を描くようなつもりで描き始めました。

 多くの剣道家や学生剣士の方々に取材をさせていただきながら描き上げた漫画です。

 発表から半世紀近くの時を経て、再び剣道家の方々とこうして縁を結ぶことが出来ましたことに、心から喜びを感じております。

 

令和8年3月吉日

村上もとか

 

 

ーー参考:村上もとか氏プロフィールーー

 

1951年 東京都生まれ。

 

1972年 週刊少年ジャンプ掲載の『燃えて走れ!』でデビュー。

1977年 週刊少年サンデーにて『赤いペガサス』を連載。

1978年 週刊少年サンデー増刊号にて『エーイ剣道』を発表。

1981年 週刊少年サンデーにて『六三四の剣』を連載。

1991年 ビッグコミックオリジナルにて『龍-RON-』を連載。

2000年 スーパージャンプにて『JIN-仁-』を連載。

 

【主な作品】

『六三四の剣』『龍-RON-』『JIN-仁-』『赤いペガサス』『岳人列伝』『風を抜け!』『NAGISA1996』など。

 

【主な受賞歴】

第29回小学館漫画賞(『六三四の剣』)

第6回講談社漫画賞(『岳人列伝』)

第41回小学館漫画賞(『龍-RON-』

第2回文化庁メディア芸術祭優秀賞(『龍-RON-』)

第15回手塚治虫文化賞マンガ大賞(『JIN-仁-』)

第43回日本漫画家協会賞優秀賞(『フイチン再見!』)

 

2023年より練馬区立石神井公園ふるさと文化館館長。

 

 

参考URL

https://www.kendo.or .jp/