道路から電柱をなくす「無電柱化」について、国土交通省が今後5年間で全国約千キロの整備完了を目指す方針を固めたことが3日、分かった。今後決定する次期無電柱化推進計画(2026〜30年度)に盛り込む。25年度までの5年間の整備実績は約780キロにとどまっており、予算や人員を重点的に投入し、電線の地下埋設をスピードアップする。
災害時の倒壊で救援ルートが寸断されるのを防ぐため、高速道路のインターチェンジ(IC)と病院などを結ぶ「優先整備区間」を対策の中心に据える。
優先整備区間は、ICと都道府県庁、病院を結ぶ国道や都道府県道など。全体約4700キロのうち、無電柱化が完了した区間は約3割。30年度までに約4割へ引き上げる。今後30年間で工事を完了させる予定で、自治体に財政支援する。
推進計画には、通学路脇の電柱を避けるため、児童が車道にはみ出して事故に遭う危険性があるとして、対策強化を盛り込む。車の速度規制などを行っている区間を対象に、工事計画を策定した地区数を、現状の5地区から55地区に増やす。





