「東日本大震災・原子力災害伝承館」で供花される天皇、皇后両陛下と愛子さま=6日午後、福島県双葉町

 天皇、皇后両陛下と長女愛子さまは6日、東日本大震災から15年に際して復興状況を視察するため、福島県を訪問された。事故を起こした東京電力福島第1原発が立地する双葉町に入り「東日本大震災・原子力災害伝承館」で供花して犠牲者を追悼した。

 1泊2日の日程で、原発から20キロ圏内にある富岡町、大熊町、浪江町を巡る。原発は双葉町と大熊町にまたがり、天皇が立地自治体を訪問するのは事故後初。愛子さまにとって東日本大震災の被災地訪問は初めてで、同行は両陛下の意向を踏まえて決まった。

 ご一家は6日、新幹線で福島駅に到着し、車で双葉町に移った。町では津波や災害関連死などで約180人が亡くなり、ご一家は伝承館に設けられた供花台に白い花束を手向けて深々と一礼した。

 館内で原発事故直後を再現したジオラマや、周辺自治体の除染の進捗、避難状況など長期化する原子力災害の影響を伝える展示を見て回る。

 引き続き、被災者らと懇談する予定。この日は災害対応拠点となった「Jヴィレッジ」に宿泊する。

 7日は、富岡町で津波被害の展示を視察する。