ロシアのプーチン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領(ゲッティ=共同)

 【モスクワ、キーウ共同】ロシアのプーチン大統領は、12日の正教の復活祭(イースター)に合わせてモスクワ時間の11日午後4時(日本時間午後10時)からの32時間、ウクライナに対する全ての戦闘行為を停止するよう命じた。ロシア大統領府が9日発表した。ウクライナのゼレンスキー大統領も10日、自身が提案した復活祭の停戦を実施する考えを表明。陸海空での完全な戦闘停止が実現すれば異例だ。

 2022年の侵攻開始以降、ロシアとウクライナはそれぞれが一時停戦を申し出ても相手が受け入れず、不発となるケースを繰り返してきた。今回は互いが同時期に停戦を主張しているものの、最終的に実現するかどうかは不透明だ。

 タス通信によると、ロシアのペスコフ大統領報道官は、プーチン氏の停戦発表は和平仲介する米国と事前に協議しておらず、イラン情勢の緊迫化を受けて止まっている米ロ、ウクライナによる3者協議の再開とは関連していないと述べた。

 一方、ゼレンスキー氏は今年3月末、復活祭に合わせた双方のエネルギー施設への攻撃停止を提案した。