イベントに参加した辻元清美参院議員(右)とライターの和田静香さん=10日夜、東京都渋谷区

 女性が初めて参政権を行使してから10日で80年を迎えたのを記念し、女性の生きづらさを議員や研究者らが語り合うイベントが東京都渋谷区で開かれた。低賃金など中高年のシングル女性が抱える問題について、参加者から「孤立させないための政策が必要だ」との声が上がった。

 ライターの和田静香さんが登壇し、中高年のシングル女性にインタビューした経験から「多くの人が性暴力やドメスティックバイオレンス(DV)を受けていた」と話した。辻元清美参院議員は、中高年女性は家を借りられないケースがあると指摘。日本では自己責任を問われがちだとして「もっと自分らしく生きられるサポートが必要」と話し、住宅政策の充実を訴えた。

 上智大の三浦まり教授らは、衆参両院の比例代表に男女同数名簿を義務付け、候補者の男女比に応じて政党交付金を減額することなどを求めた「パリテ宣言」を読み上げた。三浦教授は「女性が言いたいことを自由にしゃべることができる社会はまだ実現していない。女性の尊厳と人権を守る政治を目指そう」と力を込めた。