首相官邸に入る高市首相=20日午前

 高市早苗首相は21日、就任から半年を迎える。今年2月の衆院選圧勝と高い内閣支持率を追い風に、保守色の強い政策の実現を図る。ただ、参院は少数与党のままで、法案成立には野党の協力が欠かせない。中東情勢の緊迫化に伴う原油価格高騰が国民生活を直撃。首相の国会答弁をきっかけに悪化した日中関係は停滞している。リスクをはらんだ政権運営が続く。

 共同通信の世論調査では、昨年10月の就任以降、内閣支持率が一度も60%を下回っていない。首相は今年1月、「高市早苗が首相で良いのか国民に決めていただく」と衆院解散を断行。「責任ある積極財政」を旗印に選挙戦を戦い、自民党は追加公認を含め単独で定数の3分の2を超える316議席を獲得した。「国論を二分する政策」を進める方針だ。

 情報活動の司令塔機能強化に向けた「国家情報会議」創設法案は4月中に衆院を通過させ、早期成立を目指す。日本国旗を傷つける行為を罰する「日本国国章損壊罪」創設法案は自民内で議論が始まった。