ロシア館に入れず、屋外から映像を見る来場者=9日、イタリア・ベネチア(共同)
 日本館を訪れる来場者=9日、イタリア・ベネチア(共同)

 【ベネチア共同】イタリアで2年に1度開かれる現代美術の祭典、ベネチア・ビエンナーレ国際美術展が9日、始まった。国別参加部門で、2022年のウクライナ侵攻以降ロシアが初めて参加したが、会場となるロシア館に一般の来場者は入れず、屋外から映像を見る形だった。

 同展を巡っては、ロシアやイスラエルの参加を巡って混乱が続き、4月末には国際審査員団が辞任。主催財団は開幕日に予定していた授賞式を11月の閉幕日に延期し、来場者の投票で決める賞を新たに設けると発表している。

 日本館は、福島県生まれの日系米国人で美術家の荒川ナッシュ医さん(48)が担当。同性パートナーと双子を育てている体験から生まれた来場者参加型の作品を展示した。