大分県の日出生台演習場で戦車の射撃訓練中に砲弾が破裂し、隊員4人が死傷した事故に関し、陸自トップの荒井正芳陸上幕僚長は19日の記者会見で、事故が起きた国産の「10式戦車」による射撃訓練を原因調査が終了するまで再開しない考えを示した。調査の見通しについては「早めに完了するよう努力したい」と述べた。

 陸自は事故後、10式戦車による実射と空砲の射撃訓練を中止し、旧式の「90式戦車」も、同種の砲弾を使う実射訓練を中止するよう各部隊に指示した。荒井氏は「シミュレーターによる訓練などを実施し、隊員の練度に可能な限り影響が出ないよう努める」とした。

 陸自は熊本市の西部方面総監部に事故調査委員会を設置し原因を調べている。