【ベルリン共同】ドイツメディアによると、ベルリンのシャリテ・ベルリン医科大学病院は27日、アフリカのコンゴ(旧ザイール)東部でエボラ出血熱に感染して同病院で治療中の男性の容体を安定させることに成功したと明らかにした。感染症に効果のある抗体成分を活用した抗体製剤と、抗ウイルス薬を併用したという。
男性が感染した「ブンディブギョ株」のエボラウイルスは臨床データが少なく、有効なワクチンもないとされる。同病院が得た知見で治療が進む可能性がある。
同病院のライフエリク・ザンダー感染症・集中治療科長によると、併用したのはほとんどのエボラウイルスに効果があるとされる抗体製剤と、新型コロナウイルス感染症の治療に使用される抗ウイルス薬「レムデシビル」。当初は非常に高かったウイルス量の値が約1週間で急速に減少したという。
ザンダー氏は「抗ウイルス療法が、患者の早期回復とウイルス量が急速に減少した一因になった」との見方を示した。
男性は米国人医師で、20日に特別機でベルリンの空港に移送され、同病院の特別隔離病棟に搬送された。








