2017年、全国高校ラグビー大会の京都代表決定戦で伏見工・京都工学院が敗退し、グラウンドを見つめる山口良治総監督(当時、手前右)とOBの元日本代表大八木淳史氏(奥右)=京都市
 2001年1月、全国高校ラグビー決勝で試合を見守る伏見工高総監督の山口良治さん(左)=花園

 京都・伏見工高(現京都工学院高)ラグビー部の監督、総監督を歴任し、「泣き虫先生」の愛称で親しまれた山口良治さんの訃報を受けて30日、関係者から悼む声が上がった。教え子で元日本代表の大八木淳史さん(64)は昨年10月に食事をしたのが最後だったといい「元気にされている感じだったので、あまりぴんとこない。ラグビーを通して生き方や考え方を教わった」と惜しんだ。

 高校受験の日、校門で山口さんから「ラグビーをやらないか。きっと君は日本代表になれる」と声をかけられたのが出会いで、「うれしくて、わくわくドキドキした」。恩師の情熱あふれる指導はテレビドラマ化されて話題を呼び、自身を含めてラグビー界を担う人材が多く巣立った。「日本のラグビーに大きく変化を与えた。今の現役選手、指導者もどんどん新しいことをやっていったらいい」と、進取の精神が継がれることを願った。

 京都工学院高出身でリーグワン1部、神戸の上村樹輝選手(23)は、「ドラマが進学のきっかけになった。山口先生のおかげで今の自分がある」と感謝を述べた。