IAEAの特別理事会に臨むグロッシ事務局長=5日、ウィーン(共同)

 【ウィーン共同】国際原子力機関(IAEA)は5日、特別理事会を開いた。グロッシ事務局長は冒頭演説で、アラブ首長国連邦(UAE)西部にあるバラカ原発周辺で起きた無人機攻撃について「容認できない脅威」だと指摘し、改めて攻撃の自制を求めた。

 グロッシ氏は現場を視察したとした上で、稼働中のバラカ原発は原子炉内に数千キロの核物質を保管していると指摘。直接攻撃を受ければ「大量の放射性物質の放出につながる恐れがある」とし、最悪の場合、数百キロに及ぶ範囲で住民の避難が必要になると警告した。

 無人機攻撃は5月17日にあり、原発3号機付近の発電機で火災が発生した。3号機は外部電源を一時喪失した。