小学6年生のとき、原因不明の体調不良をきっかけに不登校になり、中学校も十分通えなかった男性が今春、岐阜大学医学部医学科に現役合格しました。揖斐郡大野町の加藤悠太さん(18)です。本巣松陽高校2年生のとき、担任の先生に勧められ、医学部を目指しました。不登校の経験を基に、子どもたちに寄り添える医師を目指しています。(岐阜新聞デジタル独自記事です)
◆「学校が大好きだった」
不登校になった原因は今でもまったく分かりません。
小学6年生のある日、体調を崩しました。「風邪を引いた」と思って学校を休みました。翌日登校すると、給食の時間に吐き気に襲われました。それから学校に行けなくなりました。
もともとは元気な男の子でした。友だちと小学校で遊ぶのが好きで、児童会に入っていて、学校の行事では児童代表のあいさつもしました。「学校が大好きだったんで、行けないことがつらくて」(加藤さん)。外に出ようとすると気持ちが悪くなり、家から出られない時期もありました。病院の検査でも異常はありませんでした。
小学6年生の半分、中学1年生のほぼ1年間は学校に行けませんでした。世の中では新型コロナの感染が広がっていました。
中学2年生で吐き気が少しずつ軽くなりました。給食を食べずに午前だけ登校。中学3年生の中盤から徐々に回復し、終わりごろには日常生活に支障がなくなりました。
◆本巣松陽高校に進学
学校に行けず、初めてテストを受けたのは中学3年生。内申書に書くこともあまりありません。それでも通信制でなく、全日制の高校に行きたいと思っていました。「全日制の方がいろいろ人と関われると思って」。自宅から自転車で30分、母親の母校でもある本巣松陽高校に入学しました。...









