エボラウイルスの電子顕微鏡写真(米疾病対策センター提供)

 【ナイロビ、ワシントン共同】世界保健機関(WHO)とアフリカ連合(AU)の疾病対策センター(CDC)は5日、アフリカ・コンゴ(旧ザイール)東部で広がるエボラ出血熱の封じ込めに向けた共同計画を策定したと発表した。検査や治療の態勢を強化するため計5億1800万ドル(約830億円)が必要として各国に支援を求めた。

 米CDCは5日の記者会見で、コンゴ東部でのエボラ出血熱について「事態は深刻」との見解を示した。2014〜16年に西アフリカで発生し、1万1千人以上が死亡した流行と同規模となる可能性もあると指摘した。

 WHOが発表した計画は6〜11月の6カ月間が対象。不足するマスクや手袋など防護装備の確保を進めるほか、地域社会と関わるワーキンググループをつくり「地元の有力者を巻き込み、正確な情報を提供して信頼関係を構築する」とした。

 テドロス事務局長は記者会見で「対策は依然として後手に回っている。地域社会との連携が計画の中核だ」と訴えた。