【ワシントン共同】米紙ワシントン・ポスト電子版は12日、カタールが自国にある世界最大規模の液化天然ガス(LNG)拠点が攻撃されるのを回避するため、イランと秘密協議していたと報じた。イランが攻撃しない見返りに、カタールがLNG生産を停止してエネルギー価格を高騰させ、米国とイスラエルに攻撃をやめるよう圧力をかける内容だったという。
同紙によると、このLNG拠点はラスラファン。米イスラエルが2月28日にイラン攻撃を開始した当初にカタールがイランに秘密取引を持ちかけた。イランの確約は得られなかったものの、一時的に暗黙の了解が成立していた兆候がある。
戦闘開始後3日目にカタールは「攻撃を受けた」としてラスラファンの操業を停止した。同紙による衛星写真の分析で被害は確認できず、イランとの暗黙の了解に基づきLNG生産を停止する方便だった可能性がある。
イランは3月18日、イスラエルによる天然ガス施設空爆への報復としてラスラファンを攻撃。大きな被害を受け、カタールの秘密交渉も霧散したとしている。






