爆竹が置かれた宮城県名取市の「館腰交番」=22日

 宮城県名取市の交番で5月、出入り口前に爆竹が置かれ、県警が軽犯罪法違反や威力業務妨害の疑いを視野に捜査していることが23日、捜査関係者への取材で分かった。破裂せず、けが人はいなかった。警察官との鬼ごっこを意味し、反応を面白がる迷惑行為「ポリ鬼」目的だった可能性があるとみて調べている。

 県内では同様のいたずらが連続して起きている。「ポリ鬼」は他県でも多発しており、宮城県警は各署に通達を出して警戒を強めている。

 捜査関係者によると、5月8日午後8時過ぎ、名取市にある「館腰交番」の正面出入り口前に爆竹が置かれた。交番は不在で、巡回から戻った警察官が発見した。防犯カメラには、男性とみられる長袖シャツを着た人物が手すりの間から出入り口前に手を伸ばす姿が写っていた。

 館腰交番以外でも、これまでに交番敷地内に外から花火が投げ込まれるなどの事案が複数あった。いずれもけがや、壊された物はなかった。

 県警は5月中旬、各署に対し、交番や駐在所の警戒強化の徹底を求めた。