御田植祭で松葉を並べる女児たち=不破郡垂井町宮代、南宮大社

 岐阜県不破郡垂井町宮代の南宮大社で、地元の女児が田植えの所作をして農作物の豊作を願う神事「御田植祭(おたうえさい)」(国重要無形民俗文化財)が営まれた。

 境内の一部を縄で四角に区切って斉田(さいでん)を設け、女児21人が、着物姿に金銀の折り紙でできたチョウの髪飾りやたすき、前掛けを着けて登場。地元の男児らが奏でる田植え歌に続いて拍子木が打たれると、一斉に苗に見立てた松葉を並べた。

 参加した女児(5)は「上手にできた。楽しかった」と笑顔をみせ、母親(40)は「髪飾りは嫁入りの際に渡すと聞いたので、大切にしまっておきたい」と話した。

 5日は例大祭があり、みこしと母衣(ほろ)の渡御(とぎょ)、地元の子どもたちによる舞の奉納があった。