国税庁は1日、相続税や贈与税の算定基準となる2026年分の路線価(1月1日時点)を発表した。全国の平均変動率は前年比2・9%増で、5年連続で上昇した。都市部の再開発やインバウンド(訪日客)増加に伴うホテル、店舗需要などが寄与したとみられ、現在の計算方法となった10年以降では、2・7%増だった昨年を上回り最大。都道府県庁所在地の最高路線価は全47地点が上昇か横ばいで、下落がなかったのはバブル末期の1991年以来となる。
標準宅地の都道府県別平均変動率が上昇したのは東京(9・4%)、沖縄(6・6%)、大阪(5・1%)など36都道府県。和歌山(マイナス0・5%)、新潟、徳島(いずれも同0・4%)など8県は下落した。島根(同0・2%)、山形(同0・1%)両県は25年のプラスから転じた形。一方、マイナスが続いていた富山、岐阜、香川の3県は下げ止まり、横ばいとなった。
都道府県庁所在地で、最高路線価の上昇率トップは佐賀市の駅前中央通りで17・0%。次いで盛岡市13・0%などで、44地点で上昇した。










