安定ぶりが光る大垣日大左腕ダブルエースの一角・谷之口翔琉
しばらく登板回避でひじを休め、万全の状態で夏を迎えるエース竹岡大貴
もう一人の左腕中村晃輔、先発をまかせられる安定はチームにとって心強い
好投手攻略の鍵・足攻でのけん引役、主将の山崎智貴
昨年から中軸の大橋侑人、俊足巧打の打線の要だ
打撃開眼の高田宗敬。捕手としての好リードも光る

 3強の中で今春センバツ出場の大垣日大の強さの源は〝総合力〟にある。県岐阜商が柴田蒼亮、中京が鈴木悠悟と、それぞれ突き抜けた絶対的エースが核となるのに対し、大垣日大はダブルエースの竹岡大貴、谷之口翔琉をはじめ左腕トリオとなる中村晃輔、新進気鋭の2年清水楓矢と3年太田光洋の右腕2人、右サイドの3年桒原波光、さらに1年の野手兼任の上田滉仁と藤井大輔というハイレベルで厚い投手層が強み。高橋正明監督も「竹岡、谷之口が軸だか、基本は継投」と強みを生かす考えだ。さらに柴田、鈴木を攻略する鍵となるのが、大垣日大伝統の機動力。「夏は走れる選手でメンバーを組んだ」と高橋監督。岐阜県の春夏甲子園出場は2023年の大垣日大、21年の県岐阜商、07年の大垣日大、1995年の県岐阜商と30年間で4度あるが、秋春夏の県内完全制覇は95年の県岐阜商以来出ていない。3冠、さらに甲子園で上位に勝ち進んでの「国民スポーツ大会出場」を目標に大垣日大が夏に挑む。

◆谷之口が安定、竹岡も万全に備え 中村の成長と岐阜県一の投手力で頂点へ

 厚い投手層の中でも、核となるダブルエースの一角・谷之口の安定性は群を抜く。春季東海大会初戦の浜松商で最速の137キロをマークしてから、特にストレートの切れがよく、谷之口自身も「ブルペンからいい状態で投げられている」と好調さを自覚する。

 谷之口の伝家の宝刀カーブは、選抜で、阪口慶三前監督から...