岐阜第一・内山大誠が気迫の1失点完投で、打倒柴田無双に名乗り―。第108回全国高校野球選手権岐阜大会第2日は5日、中津川夜明け前などで1回戦を行い、1回戦屈指の好カード岐阜第一―美濃加茂は内山が力投し、3―1で春に続き岐阜第一が勝利。70歳の新監督の神前俊彦監督は岐阜での夏初陣を飾った。

◇チェンジアップがさえ、終盤に気迫の投球 内山が進化を証明
 七回裏、投ゴロを自ら一塁送球エラーして、2―1と1点差にされてからの内山の気迫はすさまじかった。次打者は3番新井和。一気に同点にしたい美濃加茂だが、女房役の捕手で主将の吉村皇喜が「内山はすごく気持ちがこもっていた」と絶賛する投球をみせた。
 2球続けてボールとなったが、3球目をファウルにすると、得意の変化球で追い込み、もう一球ファウルの後、渾身(こんしん)のストレートを投げ込み、投ゴロでチェンジ。美濃加茂の追撃を断ち切った。神前監督も「あの投ゴロが大きかった」と感慨を込める場面だった。

気迫の1失点完投で美濃加茂との激戦を制した岐阜第一のエース内山大誠=中津川夜明け前

 それと言うのも春までの内山には大きな課題があった。初速と終速の差が少なく、プロ選手並みのボールの回転数の多さから、球速以上に打者が手元での伸びを感じる好左腕だが、...