破産手続きの開始決定を受けたクレジットカード決済代行の「全東信」(大阪市中央区)が、少なくとも2万店を超える契約店舗に対して売上金を入金できていないことが8日、破産管財人を務める弁護士への取材で分かった。契約していた飲食店からは売上金回収を不安視する声が上がった。

 破産管財人によると、今月1日以降に発生した売上金が店側に支払われていないという。全東信は6日付で大阪地裁から破産手続き開始の決定を受けた。

 全東信と契約していた、千葉県浦安市で飲食店を営む野尻潤さん(63)は「7月分の売上金はもう取り返せないのではと諦めている。売り上げの6割がカード決済だったので厳しい」と話した。