新たな移動手段としての有効性や公有地を活用したシェアサイクルの効果、課題を検証するため、愛知県豊橋市は民間企業2社と連携協定を結び、シェアサイクル活用に向けた実証実験を始めました。

シェアサイクルは、複数のサイクルポートで自転車を共有しながら使う移動手段です。
実証実験に参画している企業は、石油製品の販売などを展開しているマルシメ株式会社(豊橋市)と、どこでも借りられ、好きな場所で返せる電動アシスト自転車のシェアサイクリングサービス「HELLO CYCLING(ハローサイクリング)」を展開しているOpenStreet株式会社(東京都港区)です。
両社は2024(令和6)年7月から、このハローサイクリングを利用し、豊橋市内で電動アシスト自転車のシェアサイクル事業を実施しています。貸出用自転車60台を配置し、自社の用地や路面電車の停留場付近など20カ所に自転車を駐輪できるサイクルポートがあります。
今回の連携協定により、豊橋市はサイクルポート用に公有地を提供し、マルシメ株式会社はシェアサイクル事業を運営、OpenStreet株式会社はハローサイクリングのアプリケーションなどを提供し、2028(令和10)年3月31日(金)まで実証実験を進めていきます。
サイクルポートの拡充
公有地の提供でサイクルポートとして、新たに豊橋市役所市民ひろば(今橋町)とJR二川駅南口(大岩町)、豊橋総合動植物公園東門(大岩町)の3カ所が増え、豊橋市内は23カ所となりました。ポートは、実証実験を進める中で追加されていく予定です。

利用方法
利用にあたっては「ハローサイクリング」のアプリのダウンロードが必要です。無料会員登録後、ポートの検索や、自転車の予約から決済までを行うことができます。
アプリの地図上に表示されているポートなら、全国どこでも貸し出し、返却ができ、使いたいときに使いたいだけ利用することが可能です。
料金は、利用する車体やエリアによって異なります。詳細は以下の公式サイトから確認できます。
料金確認 https://www.hellocycling.jp/price/
HELLO CYCLING公式サイト https://www.hellocycling.jp/
HELLO CYCLINGアプリダウンロード https://www.hellocycling.jp/app/openapp
官民連携で実証実験
連携協定の締結式は2026年6月23日(火)、豊橋市役所で開かれ、3者の間で「シェアサイクルの活用に向けた実証実験に関する協定」が結ばれました。
マルシメ株式会社の大熊康丈代表取締役社長は、シェアサイクルについて「回遊性を高め、人と人を結びつける新しい都市交通インフラと考えています。実証実験を通じ、便利で使いやすい移動環境実現の一助になるとともに、豊橋らしい持続可能なまちづくりに貢献したいと思います」とあいさつしました。
OpenStreet株式会社の工藤智彰代表取締役社長は、実証実験を機に「サービスの場所や台数を広げていって、地域に根差したインフラを一緒につくっていければと思います」と語りました。
また、豊橋市の長坂尚登市長は「地元の人はもちろん、外から来た方が自転車で豊橋をより一層身近に感じてもらい、新しい豊橋を見つけていただければありがたいです」と期待を寄せていました。

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