三菱UFJ銀行と三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、最新人工知能(AI)を悪用したサイバー攻撃の対策として、一部の銀行のシステムが停止した場合、他の銀行が一部業務を代替することを検討していることが10日分かった。事業継続計画の枠組みを共同で構築する方向で調整。顧客基盤が大きい3行が支え合うことで、システム停止時の影響と顧客の不利益を最小化する狙いがある。

 AIを悪用したサイバー攻撃対策を巡っては、金融庁が銀行側にシステム停止を含めた対策を検討するよう要請。最新AIへの対処を経営課題として「継続的に実施することが不可欠だ」と指摘し、インターネット決済などを支えるシステムについては最優先の対応を求めていた。

 代替業務は、一部の送金や資金決済などが対象になるとみられる。代替銀行で生じる手数料などの扱いは今後詰める。