「勝った」。判決の言い渡しが終わると弁護団はガッツポーズし、笑顔を見せた。国と熊本県に賠償を命じた27日の「松橋事件」の福岡高裁判決は、一審判決が退けた県警の任意捜査の違法性を一転して認めた。「全く言うことがない。百点満点の判決だ」と弁護団は高く評価した。
判決後の記者会見で弁護団共同代表の斉藤誠弁護士は「任意と称し、強引な取り調べがあったと断罪した。われわれの主張を全て認める判決だ」と顔をほころばせた。共同代表の三角恒弁護士も「画期的な判決だ」と意義を強調した。
再審無罪が確定した故宮田浩喜さんは、提訴翌月に亡くなった。吉野雄介弁護士は「今日の判決を天国の宮田さんに届けられて良かった」と語った。








