【ロンドン共同】AP通信は30日、スペイン領の飛び地セウタに、陸続きのモロッコから数千人の移民が押し寄せたと報じた。29日に泳いで到達しようとする人が急増し、30日に多数の移民が国境のフェンスを突破した。スペイン政府は秩序回復のため軍の派遣を決定した。
スペインは厳格な移民政策を志向する他の欧州諸国とは対照的に、不法移民を合法化する政策を進めている。APによると、経済的な事情から欧州に渡る移民の主要な目的地になっている。
セウタの地元メディアは7月、スペインの最高裁がセウタに泳いで渡ろうとする移民を直ちに強制送還できないと判断したと報道。これが越境者急増の引き金になったとの見方を示している。
セウタに押し寄せた移民は主にモロッコ人。大半は若い男性だが、中には子ども連れの家族もいる。セウタの国境警備担当者によると、モロッコとの国境は「完全に崩壊」し、混乱が生じているという。
スペイン通信(EFE)は、800人以上がモロッコの海岸から泳いでセウタに渡ろうとし、300人以上が救助されたと報じた。






