地域別の7月の景気判断

 財務省は5日、7月の経済情勢報告を公表し、景気の基調判断を示す総括判断は関東が「緩やかに回復しつつある」、東海は「回復しつつある」と前回4月の判断をそれぞれ引き上げた。北海道や東北、近畿など8地域は据え置いた。全国の総括判断は「緩やかに回復しつつあるが、中東情勢の影響を注視する必要がある」とした。

 九州南部は「熊本地震前は回復しつつあった」と前置きした上で、地震の影響を「十分に把握する必要がある」と説明した。景気の基調は前回と比較しなかった。

 項目別では、個人消費は関東と九州北部を上方修正した。関東は百貨店やインバウンド(訪日客)向けの売り上げが好調だった。生産活動は北陸と東海を引き上げた。東海は中東向けの輸出が減った自動車関連が回復しつつある。雇用情勢は北陸と九州北部を引き下げ、四国は上方修正した。

 企業への聞き取りは6月上旬から7月上旬にかけて実施した。

 財務局長の異動が例年よりも遅れたため、全国財務局長会議は9月に延期した。