国会議事堂(共同通信社ヘリから)

 衆院選挙制度の在り方を検討する与野党協議会の鈴木馨祐座長(自民党)がまとめた試案の骨子が5日、判明した。現行の小選挙区比例代表並立制を基本にした改革案として、小選挙区と比例代表の重複立候補者が比例で復活当選できる基準の引き上げを提唱。比例名簿登載者が不足した場合は、他党に譲渡せず「欠員」とするなど「有権者の納得感を考える観点から、新たなルール作りを行う」と明記した。

 関係者が明らかにした。焦点となっている衆院議員定数の在り方については、項目のみで内容は記していない。鈴木氏は7月28日の与野党協議会で、8月中に座長案を示すと説明。協議会では2025年国勢調査確定値の公表が予定される9月をめどに、結論を得る方針を申し合わせている。

 試案骨子は、重複立候補者が復活当選する際の最低得票率を「有効投票総数の10分の1」から「6分の1」に引き上げ、小選挙区当選者との得票比率(惜敗率)による当選基準を設けることを検討するとした。