政府は7日、北朝鮮による日本人拉致問題に関する「中学生サミット」を東京都内で開いた。若い世代への啓発強化を通じて、問題解決に向けた機運を高める狙い。拉致問題担当相を兼ねる木原稔官房長官はあいさつで「今この瞬間も自由を奪われて帰国できない状態が続いている現在進行形の問題だ。自分のこととして置き換えて考えてほしい」と呼びかけた。

 拉致被害者横田めぐみさん=失踪当時(13)=の弟で家族会代表の拓也さんが講演し「めぐみと母早紀江、拉致被害者とその家族が会えるよう、諦めずに活動していく。関心を持って一緒に闘ってほしい」と訴えた。

 政府は2023年からサミットを開催しており今年で4回目。全国の都道府県と政令指定都市の教育委員会が推薦した中学生が参加した。拉致問題への理解を深め、広報・啓発動画のアイデアを発表。政府は原案を基に動画を制作し、インターネットで公開する予定。