熊本地震が影響した自動車各社の主な動向

 熊本地震の影響で停止した自動車工場の再開が急ピッチで進んでいる。「カーアイランド」と呼ばれる九州で、集積する部品会社が被災。一時は本州の工場まで停止に追い込まれたが、必要な部品の供給に一定のめどが付いた。ただ一部には遅れもみられ、全面再開は夏季連休後の17日以降となりそうだ。

 トヨタ自動車は6日、福岡県にある子会社3工場の稼働を再開した。10年前の熊本地震の際は、ドア部品などを供給するグループ企業のアイシン九州(熊本市)の工場が4カ月ほど停止し、トヨタにとどまらず、業界全体に波及した。今回もアイシン九州で被害は出たが、2日には一部製品の生産を開始。影響を受けた三菱自動車の水島製作所(岡山県倉敷市)のほか、ダイハツ工業や日産自動車の九州内の拠点も生産に復帰した。

 一方、ホンダは19日まで国内に三つある四輪車工場を全て停止する計画だ。地震発生直後は在庫を使って生産を続けたものの、部品会社アステモ(東京)で、震源地近くの工場が被災し、ダンパーの供給が滞った。