地震で被災した熊本県八代市を訪れ被害などを視察する警察庁の楠芳伸長官(右)=12日午後

 警察庁の楠芳伸長官は12日、地震で被災した熊本県八代市などを視察し、被害や防犯カメラの設置状況を確認した。視察後、取材に「便乗犯罪が増えるのではないかとの被災者の不安を解消する必要性を痛感した」と述べ、全国から特別機動捜査部隊を派遣するなどして「(防犯を)一層強化する」との考えを示した。

 八代署では各地から派遣された警察官らに「復旧、復興への取り組みには良好な治安の確保が大前提だ。熊本県警と一体となって全力を尽くしてほしい」と訓示した。

 警察庁によると、県内では11日正午時点で住民が避難した住宅などへの窃盗や住居侵入の被害が6件確認された。同庁は避難所などに防犯カメラ約950台を順次設置する方針。