米カリフォルニア州サンノゼ市での桃太郎像の再設置を目指し、寄付を呼びかける中高生ら=6月、岡山市

 姉妹都市の米カリフォルニア州サンノゼ市に贈った桃太郎像が盗難に遭い、岡山市が像の再設置を目指し募った寄付金が目標の300万円を達成した。クラウドファンディング(CF)を提案した岡山の中高生らも街頭で寄付を呼びかけた。盗難にくじけず「両市の絆が深まってほしい」との思いが結実した。

 岡山市が1993年に寄贈した像は、銅製で高さ約1・5メートル、重さ約300キロ。JR岡山駅前の像と同じデザインだ。サンノゼ市庁舎近くの公園にあったが、2025年10月、足元から切断される盗難被害が発覚した。

 交流事業でサンノゼ市を訪れた経験があり、CFを提案した中高生ら5人が6月上旬、岡山市で寄付を呼びかけた。像の再建に向け、両市の友好を多くの人に伝えたいと街頭に立った。

 3月下旬から始めた寄付は、約2カ月半でCFと一般寄付、街頭募金で延べ164人から計約338万円が集まった。再設置費用の一部に充てる。新しい像は12月ごろ、サンノゼ国際空港の国際線ターミナルに設置される予定だ。