17日、記者会見するロシアのラブロフ外相=モスクワ(タス=共同)

 【モスクワ共同】ロシアのラブロフ外相は17日の記者会見で、プーチン大統領の北方領土訪問に抗議した高市早苗首相らに反発し、武藤顕駐ロシア大使をロシア外務省に呼び出していると明らかにした。ラブロフ氏や外交筋によると、武藤氏はこれまで要請に応じていない。

 ラブロフ氏によると、日本大使館側は、14日と17日にはロシア外務省に行けないとし、明快な理由の説明はなかった。ラブロフ氏は「プーチン氏がロシア領内の地域を訪問できないという(日本側の)発言は到底容認できない」とした。日本側が要請に応じれば、プーチン氏の択捉島訪問を巡る日本政府の対応について話す予定だと述べた。

 在ロシア日本大使館の担当者は「外交上のやりとりになるため、呼び出しの有無や、応じるかどうかも含めて回答できない」と話した。

 プーチン氏が択捉島を訪れた13日、高市氏は「強く抗議する。断じて許容できない」と発言。茂木敏充外相はノズドレフ駐日ロシア大使を外務省に呼び、抗議したと明らかにしていた。