厚生労働省は27日、白血病治療などで行われる造血幹細胞移植について、英国など欧州に一定期間の滞在歴がある人からの提供制限を今秋にも撤廃する方針を固めた。この日の専門委員会で了承を得た。血液を介した感染が懸念される変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)が欧州で収束してから時間がたち、リスクが低下したため。

 厚労省は献血や臓器提供についても既に制限撤廃を決めている。

 vCJDはウイルスのように感染性を持った異常プリオンタンパクによる人獣共通感染症で、牛海綿状脳症(BSE)との関連が疑われている。1990年代から英国などで患者が見つかり、2005年には日本でも患者が確認されていた。