立ち入り検査に向かう東京消防庁の職員ら=27日午後、東京・新宿の歌舞伎町

 2001年に44人が死亡した東京・新宿の歌舞伎町ビル火災から9月1日で25年となるのを前に、東京消防庁の新宿消防署と四谷消防署は27日、飲食店などが入る歌舞伎町周辺の雑居ビルに抜き打ちの一斉立ち入り検査を実施した。

 計約150人態勢で臨み、歌舞伎町を中心としたビル約300棟を対象とした。階段や踊り場など避難経路となる共用部分に物が置かれていないかなどを確認した。検査の結果、76棟が消防法に違反していた。

 新宿消防署の沼尾昭仁署長は報道陣の取材に「違反建物の管理者には粘り強く指導を徹底していく」と話した。

 ビル火災は01年9月1日未明、歌舞伎町1丁目にあった「明星56ビル」で発生。階段に放置された障害物が被害拡大を招いたとされ、防火管理の在り方が問題になった。