政府は、同志国軍に防衛装備品や機材を供与する枠組み「政府安全保障能力強化支援(OSA)」について、2026年度予算に基づく支援対象を少なくとも12カ国とする方針を固めた。前年度の8カ国から拡大する。東アフリカのケニア軍にも初めて適用する見通し。関係者が27日、明らかにした。インド太平洋で覇権主義的な動きを強める中国をにらみ、警戒監視を中心とした海洋安全保障分野で連携強化を図る狙いだ。

 OSAは年度ごとに支援対象国を選定する。26年度の予算額は約181億円で、前年度の約80億円から2倍以上に増額した。外務省は今年7月、カンボジア軍への通信機材や警備艇の供与を決定。フィジーに対しても、オーストラリアと共同で軍庁舎建設を支援する方針を固めている。

 これに加え、フィリピンやインドネシア、マレーシア、タイ、スリランカのほか、ベトナムや東ティモール、パラオも候補に挙がっている。