【キーウ、モスクワ共同】ロシア軍は28日夜、ウクライナ首都キーウ近郊ブチャ地区にある弾薬庫を無人機で攻撃した。爆発と大規模な火災が発生し、地元自治体トップを含む37人が死亡、多数が負傷した。住宅約50棟も損壊した。弾薬庫には弾薬のほか砲弾や地雷、無人機が保管されており、被害が拡大した。ゼレンスキー大統領や地元当局者が明らかにした。
ゼレンスキー氏は29日のビデオ演説で「市民の近くに爆発物を保管した人物の過失によって甚大な被害が出た」と述べ、弾薬管理者の刑事責任を追及する意向を示した。
ロシア国防省は29日、無人機や巡航ミサイルを製造するウクライナの防衛企業ファイアポイント社の弾薬庫を攻撃したと発表した。長距離無人機の部品や発射用ブースターが保管されていたと主張している。
現場は警察が「さらなる爆発や2次攻撃の可能性がある」として立ち入りを規制。煙が立ち上り、消防車両が出入りした。近くに住むオレクシーさん(46)は「爆発音と振動が5時間も続いた。恐ろしいが、くじけるつもりはない」と語った。




