【ウィーン共同】国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は29日、ロシアが占拠するウクライナ南部ザポリージャ原発で20日に外部電源が喪失し、非常用ディーゼル発電機の使用を続けているとして「約10日以内に全電源喪失に陥る恐れがある」と警告した。
IAEAによると、軍事活動により20日に外部電源が喪失。原発側から28日、確保しているディーゼル燃料が約10日分だとの報告を受けたという。
グロッシ氏は声明で「外部電源を失った際のディーゼル燃料の確保は極めて重要だ」と指摘。原発への物資供給を途切れさせないよう求めた。
ザポリージャ原発の原子炉6基は冷温停止状態で、冷却には電力が必要。複数の非常用ディーゼル発電機を使い、原子炉を冷却する対応を続けている。







