米ニューヨークの「9・11記念博物館」の特別展で紹介されている住山一貞さんの翻訳書や電子辞書=8月31日(共同)

 【ニューヨーク共同】2001年の米中枢同時テロの犠牲者を追悼するニューヨークの施設「9・11記念博物館」は8月31日、惨事から25年に合わせた特別展示を報道陣に公開した。一角には米国の独立調査委員会が発表した報告書を日本語に訳した住山一貞さんを紹介するコーナーが設置された。

 住山さんは富士銀行(現みずほ銀行)に勤務していた長男杉山陽一さん=当時(34)=をテロで亡くした。展示では「悲しみを訳して」と題して住山さんらを紹介。21年に日本で出版された報告書「9/11レポート」や翻訳に使った電子辞書、プロの翻訳家とやりとりした手書きの校正原稿などが並べられた。