2日、ケニア・ナイロビの国連事務所で開かれた会合にオンライン参加し核兵器廃絶を訴える中村富洋さん(撮影・中野智明、共同)

 【ナイロビ共同】ケニアの首都ナイロビにある国連の事務所で2日、核実験の禁止を訴える会合が開かれた。広島で被爆した中村富洋さん(93)がオンラインで参加し、「核兵器の完全撲滅に向けて行動を起こしてほしい」と求めた。会合は8月29日の「核実験に反対する国際デー」に合わせて開催された。

 事務所では会合に合わせ、広島や長崎での原爆被害を撮影した写真も展示された。在ケニア日本大使館の松浦博司大使はあいさつで、「私たちはなぜ核兵器を蓄積し続けているのか自問すべきだ」と呼びかけた。

 国際デーは、カザフスタンに設置されていたセミパラチンスク核実験場が1991年8月29日に閉鎖されたことにちなんで定められた。