3日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで上昇し、一時1ドル=156円36銭を付けた。8月上旬以来、約1カ月ぶりの円高ドル安水準で、上昇幅は前日東京市場の午後5時と比べ3円超。日銀の追加利上げ観測が強まる一方、米国では利上げ期待が後退し、日米金利差の縮小を意識した円買いドル売りが入った。ベセント米財務長官が高市政権の財政政策に注文を付けたと伝わったことも円買いを促した。
午後5時現在は前日比2円66銭円高ドル安の1ドル=157円03〜06銭。ユーロは2円66銭円高ユーロ安の1ユーロ=182円22〜26銭。
2日に日銀の高田創審議委員が札幌市で講演し、利上げのペース加速や利上げ幅の拡大に含みを持たせた。市場では0・5%の利上げを期待する動きが一部で先行している。
ただ、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の龍翔太為替ストラテジストは「(高田氏は)一般論として意見を表明しており、実際に大幅利上げとなる可能性は低い」と指摘。足元の円高傾向は「早晩一巡するだろう」と見通した。








