【チューリヒ共同】人を笑わせ、考えさせるユニークな研究に贈られるイグ・ノーベル賞の授賞式が3日、スイス・チューリヒで開催された。旭川医科大名誉教授を務め、「はなのかみ方」についての研究を1977年に発表した故海野徳二氏=2022年に89歳で死去=が医学賞を受賞した。化学賞には、ゴキブリが子に与える「ミルク」を分析した日本やインドの国際研究チームが選ばれた。

 日本人の受賞は20年連続。授賞式には旭川医科大の高原幹教授(56)が代理で出席し賞を受け取った。海野氏の指導を受けたという高原氏は「研究に対して厳格で真摯な方だった。先生も非常に喜んでいるのではないかと思う」と記者団に語った。

 海野氏の研究は、はなをかむ際の空気の流れや速さなどを測定。片方の鼻を押さえてもう一方から息を出すと、空気の流れが速くなることなどを示し、左右の鼻を片方ずつ、十分に息を出しながらかむのが効果的だと結論付けた。

 化学賞のチームには、名古屋大教授などを務めたレオナルド・シャバス氏(47)らが所属。