熊本地震で震度7を観測した熊本県氷川町で、建設型の仮設住宅20戸が完成して入居が可能となり、被災者に5日、鍵の引き渡しが始まった。対象は43人。今回の住宅を含め7市町で計553戸の建設が計画されており、入居はこの日が初めて。県内の家屋被害は既に6万4千棟を超えて戸数不足が見込まれ、各自治体は必要数の把握を急ぐ。
発生後1カ月以上続いた避難生活から、被災者はようやく仮住まい生活に移る。
氷川町の「吉本仮設団地」20戸はプレハブ型の平屋で、約4週間の工期を経て先月29日に完成した。町によると、避難所や自宅で避難生活を送っていた被災者から47件の応募があり、高齢者や障害者のいる世帯を優先して選定した。今回入れなくても、別の仮設住宅に改めて応募できる。
県によると、既に着手しているプレハブや木造の建設型仮設住宅は八代市138戸、宇城市149戸などで、これらは11月中旬までに完成見込み。入居要件の一つである全壊家屋だけでも約1700棟あり、県は市町村に必要数の報告を求め、追加で整備する方針だ。








