【チョルノービリ共同】ウクライナ北部のチョルノービリ(チェルノブイリ)原発の関係者は9日、昨年2月に無人機が衝突した影響で原子炉を覆うシェルターに300カ所以上の穴が開いた4号機について、穴を埋める応急的な補修が完了したと明らかにした。本格修復には約5億ユーロ(約893億円)が必要で、各国に支援を要請中だと説明した。
4号機は1986年に爆発して史上最悪の原子力災害を引き起こし、40年以上が経過しても核燃料除去完了の見通しが立っていない。穴は無人機衝突で発生した火災を消火するために開けられた。無人機衝突についてウクライナはロシアの攻撃と主張し、ロシアは否定している。
穴を巡って国際原子力機関(IAEA)は、差し迫った危険はないとしつつ、放射性物質漏れを防ぐ安全機能に懸念を示していた。原発関係者は、資材高騰などにより本格的修復のめどは立っていないと説明した。
4号機に隣接する敷地では9日、日本とリトアニア、国連開発計画(UNDP)が支援した太陽光パネル設置の完成式典が開かれた。UNDPによると、原発が外部電源を喪失した際も電力供給を続けられる。







