中部電力浜岡原発の耐震データ不正について議論した日本原子力学会の理事会会合=10日午後、松山市

 日本原子力学会は10日、松山市で開催した理事会会合で、中部電力浜岡原発(静岡県)の耐震データ不正について議論した。会合に参加した原子力規制庁担当者は、地震と津波が引き金となった2011年の東京電力福島第1原発事故を念頭に「福島の教訓を知っているはずなのになぜ(不正が)起きるのだろう。衝撃的だった」と語った。

 学会によると、特定の原発の不正に関して、産官学が集まる会合で議論するのは極めて異例。この日の会合で、規制庁の田口達也・原子力規制企画課長は、検査で実態解明を進めるとともに、虚偽の申請に罰則を設ける抑止策を検討していると説明した。